弊社はこれまでに、「戦後初の国産旅客機」「国内初の宇宙ロケット」「世界初の量産ハイブリッドカー開発」など日本を代表するプロジェクトをはじめ、さまざまな産業の設計・開発・生産技術に携わってまいりました。現在では、エンジニアがチーム単位でプロジェクトを請負うビジネスモデルを推進しており、付加価値の高い技術サービスを提供し続けることを目指しております。
タマディックの事業の柱となるのが自動車産業、航空・宇宙産業、そして産業用ロボットをはじめとするFA・エレクトロニクス産業の業務です。自動車業界では、量産ハイブリッド車が世界で初めて販売されてから20年以上が経過し、現在もいろいろな種類のクリーンエネルギー車(CEV)が開発されています。運転性能、安全性、燃費向上、環境への配慮など自動車に求められる性能は日々高くなり、そして生産現場では常に効率と品質の向上が求められています。わたしたちも自動車メーカーのお客さまとともに新しい技術を開発し続けることにチャレンジしています。そして、自動運転やコネクティッドカー分野関連の案件も増えてまいりました。これらの技術により、自動車は単なる移動手段ではなく社会インフラへと成長し始めています。未来のクルマを作る、自動車産業の最先端にチャレンジできる環境が、タマディックにはあります。
(FA:Factory Automation)
航空・宇宙産業においては、弊社は1960年より戦後初の国産旅客機YS-11の開発に参画し、以降も航空・宇宙産業を代表するプロジェクトに携わってきました。現在では、主翼や胴体など航空機の主要部分の設計をはじめ、生産技術・生産設備・治具設計・CAE解析など、航空機開発におけるさまざまな業務を手掛けています。ロケット関連分野においては、H-ⅡA、H-ⅡB、イプシロンロケット、開発中のH3ロケット、HTV(宇宙ステーション補給機)などの開発設計・試験研究・解析・打上支援業務などに携わっています。航空・宇宙産業においても、まさに最先端の仕事を手掛けていると言えるでしょう。
工場のデジタル化が加速する現代では、FA・エレクトロニクス産業の成長も見逃せません。人手でないと難しいとされてきた複雑な作業も、いまでは多くの工程がロボットにより自動化され、省人化と高い生産性を両立させた工場が次々と誕生しています。さらに、第4次産業革命とも呼ばれるように、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)技術を活用し、工場内のあらゆる機器をネットワークに接続してスマートファクトリー化する取り組みや、人工知能(AI)の活用も増え始めました。いずれは生産設備の故障予兆や保全メンテナンス、工場の生産計画までもが人工知能により自動化され、生産性も急激に向上していくことが予想されます。ロボットの技術開発と設計開発、ロボットを制御・管理するための仕組みづくりとソフトウェア開発、これらを管理するためのネットワーク構築など、さまざまな領域の知識と技術がさらに求められ、大きく成長していく産業になるでしょう。弊社もこの分野に、より注力していく予定です。
(ICT:Information and Communication Technology)
(IoT:Internet of Things )