CNC旋盤と呼ばれる工作機械の周辺機器(搬送装置や洗浄機、計測機など)の設計を担当しています。CNC旋盤は金属や樹脂を加工するための機械で、自動車などに使われる部品づくりには欠かせません。お客さまは国内大手の工作機械メーカーで、わたしたちはお客さまの工場内にあるタマディックのオフィスで設計業務を行っています。
周辺機器は使用する用途やワークに合わせて設計しなければならないため、同じ様な装置でも毎回新しい設計が必要になります。そこが大変であり、面白いところです。
わたしが所属しているチームは11人のメンバーで構成され、そのうち4人は弊社の中国現地法人・多摩機電設計(上海)有限公司のメンバーです。最近は一設計者としてだけではなく、案件の進捗管理や後輩指導などリーダーとしての役割も任されるようになってきました。
印象に残っている仕事は、入社1年目の終わり頃に既存システムとは異なる新しい機構のベルトコンベアユニットを、初期段階から設計させてもらい、無事に完遂できたことです。また、そのユニットの組立や調整に立ち合うことができ、ワークが無事に搬送された時は感動しました。
学んだことは、コミュニケーションの大切さです。わたしたちの仕事はチームメンバーに加え、お客さま内のさまざまな部署の方と話をしなければ進めることができません。協調して業務を円滑に進めるためには、技術力はもちろんですが高いコミュニケーション能力が不可欠です。なるべく正確に伝わるよう、資料作りにおいてはイラストや表を用いてわかりやすくなるよう心掛け、話しをする時にはタイミングや順番、話し方などを工夫してコミュニケーションをとっています。
わたしは子どもの頃からものづくりが好きだったため、高専に進みエンジニアという道を選択しました。今、ものづくりに深く携われていることができ、とても充実しています。目標はオールマイティに何でもこなせるエンジニアになることです。資格を取得したり、リーダーとしての役割にも積極的に取り組んでいます。
プライベートでも良い仲間ができるところです。わたしが所属している部署は、特に若手同士で仲が良く、休日にバーベキューやボルタリング、フットサル、スノーボードに出掛けたりしています。夏季休暇や連休には、沖縄や福岡に旅行に行ったりしています。また、同期とも仲が良く、年に3~4回は家族ぐるみで集まる機会を設けています。地元を離れてタマディックに入社すると、会社が用意した寮に入ることができます。社会人としてこれからやっていけるか不安を感じている時、同じように寮に入って一人暮らしをしていた同期と情報交換し、お互いが心の支えになっていました。その関係性は今でも変わりません。
「技能検定 機械・プラント製図(機械製図CAD作業)2級」入社1年目に先輩たちと一緒に受検しましたが、実技試験でまったく歯が立たず諦めてしまいました。しかし、最近周りの若手社員の多くが受検していることもあり、4年ぶりに受検し、無事合格することができました。1年目に受けた際とは全く感覚が違い、自身の成長を実感できました。今は1級取得を目指して勉強をしています。