QUESTION

タマディックに入社した理由は何ですか?

学生時代の経験と設計十訓との出会い

大学時代、鳥人間コンテストに出場するための人力飛行機を製作するプロジェクト団体に所属し、機体コンセプトを検討する概念設計や、主翼の空力・構造設計等の機体諸元を決定する基本設計をゼロから経験しました。そんな大学時代の経験から、航空と設計に強いこだわりを持ち、就職活動では航空業界と設計ができることの二つを軸に企業分析を進める中で、タマディックに出会いました。学生時代に偶然SNSで目にして深く共感した、「設計十訓」を策定した創業者のものづくりへの情熱や、航空機の生産をルーツとした約60年のタマディックの歴史に魅力を感じ、入社を決意しました。

QUESTION

仕事内容を教えてください。

航空エンジン部品の加工治具設計

アフターコロナでの旅客需要の回復と関連し、現在は航空エンジン部品の加工及び修理に必要な治具設計を主に担当しています。構内請負先である大手航空機メーカーでは、航空・ロケット・ヘリコプターエンジンの開発・生産・修理を行っており、私達のチームでは、主に製品の「生産」と「修理」に必要な治具の「設計」「製作」「設計付製作」業務をそれぞれ請け負っています。

治具は、再現性をもって物を高精度に加工・組立する上で必要不可欠なものです。治具設計を行う上では、対象である製品やユーザーである作業者への理解の他、加工や工作機械をはじめとした工学知識が広く求められます。業務では治具設計の他にも、お客様の要望に応じて業務フローのDX化対応や、設計と教育の標準化に取り組んでいます。

中堅社員としての私の役割は、リーダーシップを発揮し後輩教育や業務改善・効率化に取り組むことと捉え、日々業務に取り組んでいます。

QUESTION

仕事や趣味で「わくわくすること」は何ですか?

わくわくする瞬間は、ものづくりをしているとき。

仕事でも趣味でも、実物を見て・触って・考えてものづくりをしている時にわくわくします。

2024年2月17日H3ロケット試験機2号機の打上げ成功は、皆さんの記憶にも新しいですよね。

開発当時、私達のチームではH3ロケット第1段エンジンの部品製造に必要な加工治具を設計していました。実際に加工現場で打合せをする際に、自分の体よりも遥かに大きな部品が、よりスケールの大きい工作機械によって加工され、最終形状に近づいていく様を間近に見た時、心躍ったことは今でも鮮明に覚えています。

会社のクラブ活動では、ラジコン飛行機やドローンの設計・製作の他、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で開かれるイベント教室の講師をしています。

家族・同期・友人から、ものづくりをしている時は特に目の輝き方が違うとよく言われます。

QUESTION

仕事の面白さ、やりがい、難しさとは何ですか?

治具設計の魅力と自身の成長

治具設計ならではの魅力と難しさは表裏一体で、設計の自由度が高いことです。 製品や工作機械のインターフェースとしての部分はある程度形が定まりますが、他の部分については無数にある選択肢の中で、求められた機能を満たすよう要領よく筋の良い設計をしていく必要があります。限られた条件の中で、トレードオフの関係であるQCD(品質・コスト・納期)のバランスが取れた設計をすることは難しいですが、お客様の要望に応えられた時にはやりがいを感じますし、実際に治具を使用する作業者の方から「使いやすい」という声をもらえた時には、喜びを感じます。学生時代と比較して底力が付いたと感じるのは、業務を通して加工の知識が身に付いたことです。加工の知識が根底にあることで、QCDのバランスの取れた案を多く提案することが出来るようになったと感じています。

QUESTION

タマディックの良いところを教えてください。

社員とその家族を大切に想う健康経営

タマディックでは健康経営に力を入れており、その一環として「健康チャレンジ」という取り組みがあります。例えば、BMIが高い方を対象に3 %を目安に減量を達成すると祝金がもらえるボディメイクコース、さらに健康診断の結果が優良であると、祝金がもらえる健診判定コースがあります。他にも、月平均8000歩のウォーキング目標を達成することで祝金がもらえる歩数コースもあります。これらの健康プロクラムを通して、私は運動習慣を身につけ、健康を維持することができています。こうした取り組みをはじめ、時代に合わせた働き方を推進している所、法定外福利厚生が充実している所が、タマディックが従業員とその家族を大切にしている会社だと感じています。

QUESTION

今後の目標や挑戦したいことはありますか?

チームリーダーへの成長とマルチスキルの習得

私はプロジェクトを推進し、メンバーの力を十分に引き出せる環境を作るチームリーダ-に成長することを目指しています。まずは、自身の成長と後輩育成を重視し、後輩が力を発揮できる環境を構築することが現在の私の役割です。

また、治具の設計においても、手動で動かすものだけでなく、電気や油圧、空圧を利用したアクチュエーターを取り入れた設計にも挑戦したいと考えています。これにより、業務の幅を広げ、メカトロニクス分野にも精通することを目指しています。変化していく時代のニーズに対応できるよう、新しい技術や手法を取り入れながら成長し続けることもまた私の目標です。これにより、自分自身の成長だけでなく、チーム全体の成長にも貢献したいと考えています。将来的には、上司やベテラン社員と同じように、お客様と寄り添って新しいプロジェクトを立ち上げることや、新しい工作機械の導人を支援していきたいと考えています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

8:30

出社

連絡・対応事項のチェック(Teams/Outlook)、ToDoリストの確認をします。

9:00

初期構想図

手書きによるポンチ絵や、2D・3DCADによるラフスケッチを作成します。

11:00

先輩社員に相談

先輩社員や上長にラフスケッチのボトルネックについて相談後、適宜修正します。

12:00

お昼休憩(昼食)

午後のパフォーマンスを上げる為、15分程度の仮眠を取ります。

13:00

確認事項の対応

連絡・対応事項のチェック(Teams/Outlook)、客先担当者と打合せをします。

14:00

構想設計

治具機能に関係する購入部品については、部品メーカーへ仕様詳細について問合せをします。

17:00

スケジュール確認

自身を含めたメンバーの業務スケジュールをガントチャートにて確認、適宜修正を行います。

17:30

退社

連絡・対応事項のチェック(Teams/Outlook)、翌日の優先順位を付けたToDoリストを作成後、退社します。