社員インタビュー

H-llAロケットの
飛行計画作成および飛行解析

Megumi K.(理学系研究科 天文学専攻 修了) 2015年入社 航空・宇宙事業部 第1技術部

飛行計画作成から飛行解析、ロケット打ち上げに至るまで

H-llAロケットの飛行計画の作成や、その計画が安全かどうかを検証する飛行解析などを担当しています。2017年に打ち上がったH-llAロケットは32号から37号まで6機あり、その中でわたしが担当させてもらったのは打ち上げが終了している2機、そして今は間もなく打ち上げ予定の機体の打上げ前解析作業を行っています※。
(※インタビューは2018年1月に実施いたしました。)

H-ⅡAロケットは、主に衛星や探査機の打ち上げに使われています。JAXAでの報道発表にもあるように、次に打ち上げられる機体では災害時の状況把握などに利用される情報収集衛星を宇宙空間に運ぶ予定です。飛行計画の作成は、飛行ルートを作るだけではなく、どこで第1段エンジン、第2段エンジンの燃焼を停止させるかなども計画します。飛行解析では万が一打ち上げが失敗した場合でも、人などに被害が及ぶことがないかどうかも検証します。また、JAXAをはじめロケット打ち上げに関連する企業の方などが出席される会議(審査会)が複数開催されるのですが、その会議に使う説明資料を作成したり、議事録をまとめたりする業務も担当しています。

中継でロケットが打ち上げられる姿を見て感動

一番印象に残っているのは、飛行計画作成から打ち上げまで携わったロケットが、種子島の発射場から打ち上げられる姿を中継で見た時です。このような大きなプロジェクトに携われていることに感動しました。飛行計画は、ロケットに課された制約および要求を満たすにはどうすればいいのかを考えて作成していきます。さまざまな箇所で、どうしてその計画にしたのかを問われますが、計画の中に自分の考えが入れられるところにやりがいを感じます。

入社して学んだことやこれからの目標

限られた時間の中で正しく結果を出し、その結果の妥当性について理解することの難しさを学びました。そして、もうひとつは論理的に説明することの大切さです。「なぜその飛行計画にしたのか」とたずねられたのであれば、正確かつ手短に自分の考えを伝えることが求められます。そのためにも自分がどのように考え、結果の妥当性についてどう考えたのか、頭の中できちんと整理しておくことを心がけています。

小学6年生の時に、テレビでロケットに関する特番を見たことがきっかけで宇宙が好きになりました。大学では天文学を専攻し、太陽物理に関する研究に携わっていました。宇宙に触れているうちに、宇宙開発に携わりたい気持ちが大きくなり、そういう仕事に従事できるタマディックを選びました。これからの目標は、自分の業務以外に対しても幅広く知識を持った航空宇宙のエンジニアになること。同じ職場で働く先輩のように、早く一人前と呼ばれるようになりたいです。

タマディックのいいところ

皆さん優しく、面倒見の良い人が多いところです。困ったことがあると相談に乗ってくれますし、また声を出さなくてもそんな雰囲気を察知して話かけてくれたりします。頼りになる上司や先輩の方に囲まれているので、とても働きやすいです。お昼休み時は、みんなでお昼ご飯を食べながら楽しく話しています。居心地の良さ、人の良さ、人の温かさがタマディックのいいところだと思います。

学生へのメッセージ

働いている姿を思い描いて、就活をすると良いと思います。そうすると自分が本当に何をしたいのか、どんな風に働きたいのか見えてくると思います。わたしも就活の際、ロケット製造の現場で自分が働いている姿をイメージしてみました。「楽しそう」に働く自分を思い描くことができました。今はロケットの飛行計画作成という、重要な業務を担当しています。毎日が楽しく充実して仕事ができているのは、就活前に働いている姿をきちんと思い描けたからだと思います。

仕事で使う三種の神器

「消せるボールペン」「何でもノート」「メモ帳」ボールペンは、間違えて書いても消すカスが出ないので快適に使えます。ノートには、仕事で学んだことを分野気にせずとにかく「何でも」書いています。書くことで理解が深まり、また自分の言葉で書くことで思い出しやすくなります。メモ帳には、To do リストを書き、毎日見えるところに置いています。日々のやるべき業務が明確になり便利です。

一日のスケジュール
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