社員インタビュー

次世代モーターの開発における
装置および治具を設計製作

Kenta T.(工学部 機械システム工学科 卒) 2010年入社 自動車事業部 第1生技部

次世代モーターの開発に関する装置および治具を設計製作

ハイブリッド(HV)車の主要パーツであるモーターの開発に携わっています。いま設計製作しているのは、次世代モーターを製作する際に使用する補助治具や、そのモーターを評価する専用の測定装置です。お客さまの仕様(評価項目や精度)や製品に合わせて設計するのは当然ですが、+αを設計に盛り込むことがエンジニアリングだとわたしは思います。組み付けやすさや調整のしやすさなどの作業性、段替え性(ひとつの装置で複数の車種にも対応できるようにすること)、保全性など、広い視野で考えお客さまに提案していくのが、わたしたちの仕事です。

設計だけではなく、製作までを一括して請け負うことが多いので、組付けから調整という工程のフォローも行います。机上ではうまくいっても、実際に形にし、手に取ってみてから上手くいかないことに初めて気が付くこともあります。そういった経験で得たことをノウハウとして吸収し、次の設計へと活かすことが何よりも大切です。新しい車種に向けたものづくりであるため、どういうアプローチにするか、どういう構成にすれば求められる新しい要求を満たしつつ、さらに+αの提案ができるのかを、ゼロから考えます。本当に楽しく、やりがいのある仕事です。

初めてリーダー的な立場で業務を進めた案件が自信に

一番印象に残っているのは、今から1年前に、初めてリーダー的な立場で仕事を進めた案件です。構想から設計・製作の各過程で、お客さまや協力会社との折衝、社内メンバーの調整などを自ら行い、業務を進めました。判断に迷った時は上司や先輩の知恵を借りながらプロジェクトを進め、納品できたことが自信になりました。これ以降はリーダー的な立場で業務に携わっています。

入社して学んだことやこれからの目標

社会人になって痛感したのは、「やろうと思っていました」「考えてはいたのですが」という言い訳は通用しないということです。思うことは誰でもできます。大事なのは行動に移せるかどうかだからです。

わたしの目標の人物は、現在所属しているグループの上司です。ある問題が起こった際、わたしが「どうしよう」と逡巡している間に、上司はお客さまや関係部署など、さまざまな人に連絡をとり、あっという間に問題を解決をしてしまったのです。その行動力、周囲を巻き込む力に驚いたとともに、自ら動く大切さを教えてもらいました。少しでも上司のような存在に近づけるよう、背中を見ながら日々業務に取り組んでいます。そして、子どもの頃から自動車の排気ガスが苦手だったので、HV車のモーター開発を通じて環境問題にも貢献していきたいと思っています。

タマディックのいいところ

「こういうものを作ってみたい」「こういう仕事がやりたい」という意見を、自由に言える雰囲気の良さがあります。仕事をしていくうえで、上司の目を気にしながら縮こまって仕事をするような職場からは良いものは生まれません。タマディックで仕事をしていて、そういうプレッシャーを感じるようなことはありません。わたしのグループでは本当に和やかな雰囲気で仕事をしています。

もうひとつのいいところは、チャレンジさせてもらえる機会が多分にあることです。わたしは機械設計が主な担当ですが、制御系の業務もやりたいと上司に申し出て、担当させてもらっています。アピールするチャンスはいくらでもあります。チャレンジの意思と多少の行動力があれば、後押ししてくれる環境です。

学生へのメッセージ

職場は人生の大半を過ごす場所です。今後、約40年の社会人としての人生を想像した時に、何を手にするとあなたは幸せであるか、じっくり考えて欲しいと思います。「趣味を仕事にしたい」「地位や名誉、お金を手にしたい」「地元で生きていきたい」「家族との時間を大切にしたい」など、手にしたい幸せの形は様々あると思います。その中でも「これが大事」というものを心に刻み、周囲に流されることなく就職活動をして欲しいです。そのうえで、タマディックを選択してもらえたらうれしいです。

エンジニア生活を支えるグッズ

「K diary(陰山手帳)」A5サイズの手帳です。月間カレンダーページのほか、プロジェクト管理に欠かせないガントチャートページ、週間予定ページなどがあり、スケジュール管理がしやすいのが特徴です。またメモのページは5mmの方眼となっており、スケッチするのにも便利に使えます。2018年で6冊目となりました。

一日のスケジュール
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